印刷製版の作業がデジタル化したのはごく最近で、以前は手作業が中心でした。
フィルム集版とも呼びますが、これは、レイアウト(版下)をネガ取りし、指定箇所をマスキングした後、ネガ分解をした写真をセットしたりアミ点を貼るなどして、版に焼き付けるための製版用ポジフィルムを作成するものでした。
このような過去に印刷で使用したフィルムが残っているものは、アナログのレタッチにより安価に印刷(再版)できる場合があります。
現在、当社では主に単色部分の修正のみ行っていますが、 複雑なかけ合わせを使用しないものに限っては複数色版の訂正も承っております。
極度に破損しているフィルム(変色や色かぶり・傷が多いものなど)は再利用できません。
そのほか、訂正が広範囲に及び作業時間を多く費やすものについては、工賃や再利用する際の自由度を考慮して、フィルムのデータ化をおすすめすることがありますのでご了承ください。 |