スキャナで原稿を取り込み、画像データ化することを分解といいます。
当社では、写真のリバーサルフィルム(ポジ)の透過原稿をを主に扱う『ドラムスキャナ』と、ドラムの補助として写真プリント・印刷物・手書きのイラスト等の反射原稿や厚みのある原稿を主に扱う『フラットベッドスキャナ』の2つを使い分けて分解を行っています。
ドラムスキャナは、真円のドラム(シリンダーとも呼びます)に原稿を貼り、焦点の距離を合わせた拡大レンズとセンサーで指定の範囲を、高回転で廻るドラムの1点をスライドしながらセンサーで読み取ります。この動きによって均一で高精度な分解ができる他、内蔵されている高感度センサーでノイズが少なく階調豊かな画像を得ることができます。
両スキャナとも入力解像度(倍率)に制限はありませんが、リバーサルフィルム(ポジ)などで印刷時の使用倍率が1500%を超えるものは、印刷で細かな粒子が大きく見えたり、輪郭部分のシャープさが失われます。この問題はある程度画像修整で克服できますが、あらかじめ大きな原稿をご用意していただいた方が、より美しい画像を得ることができます。
|